塩野香料株式会社は、2023年4月に新社屋 “s+park” が完成しました。
これまでの東京支店の機能に加え、応用開発機能(創香、アプリケーション、香気分析、開発購買)をs+parkに集約し、マーケティング・開発、営業が三位一体となって事業を推進する役割を担っていきます。

「s+park(スパーク)」は、公園のイメージで香りの可能性を信じる仲間が集まり、交流し、工夫して遊ぶなかでアイデアがスパークし、新しい遊び方が生まれる拠点になることへの想いを名前に込めました。

オフィスはABW(Activity Based Working)の考え方を取り入れ、仕事に集中できるFocusゾーンと社員同士の交流をダイナミックに促進するDanceゾーン、テレカンブースを設けてオフィス内を集中と拡散にゾーニングしています。目的に応じたワークスペースの設置で機能が向上され、よりスピーディーな製品開発を実現させます。

創香ラボでは、カテゴリーごとにフロアを分けてコンタミネーションを防止するとともに、調香空間で匂いをゼロにすることも可能になりました。アプリケーションラボは評価室に隣接させ、すべてのカテゴリーに対応できる設備を整え、より精度の高い製品開発を実現させています。また、ビル外に匂いを排出しない排気処理も整備し、近隣環境との調和を図りました。

社外との共創の場になるフロアでは、会議室にシンクを設置し、お客様と新たなモノ・コト作りに取り組める評価スペースとしての機能を持たせました。お互いに知恵を絞った後は最上階のLoungeでリラックスした時間を楽しめます。このLoungeは社内のコミュニケーションの場としても活用し、新たなアイデアを創出していきます。

共創の場として、実験的な取り組みを進め、香りの新たな価値創造を推し進めてまいります。s+park始動です!

香りの分子が揮発していく様子を表現したファサード
デザインパンチングパネル:菊川工業株式会社
意匠を活かす特殊な外壁塗装:株式会社OSHIROX

 

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