営業
時短勤務で子育てと両立しながらお客様のオーダーの先にある未来を予測する仕事
M.M
【東京本社】 営業部
01

入社・志望動機を教えてください。

文系からモノづくりに関わる仕事に就きたくて、「営業職」というポジションを目指した。
私は文系出身なのですが、以前から商品開発の仕事に興味をもっていたんです。就職活動の時に食品開発の仕事を探すと文系学部生が応募できる求人は見つからなかったので、営業職で募集がないか調べてみました。調べるうちに、原料メーカー、特に塩野香料のように最終商品ではない中間原料のメーカーがあることを知ったんです。例えば、飲料会社の開発の方へ最終商品のキーポイントやコンセプトを問われるような、香料を提案するおもしろいポジションがあるとわかったのが大きな発見でしたね。香料会社の募集を調べるうちに、塩野香料はかなり歴史の長い会社と知り、興味をもちました。
私の就職活動の時は、能力や性格の適性を問う「SPI」を試験に取り入れる企業が増えていたんですが、塩野香料ではそれが実施されず、筆記試験や香りに関する問題やレポートといった他社では見かけない独特な課題が出されたんですよね。独自性を感じましたし、社員の皆さんの雰囲気が良く、馴染みやすそうでアットホームな雰囲気を感じたんです。ご縁があって東京支社へ入社しました。
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02

今の仕事の内容を教えてください。

会社の組織改革により営業の最前線から営業事務へ。営業と事務、両方の視点で、先回りして受注発送業務をこなす。
現在は、東京支社ビジネスソリューション本部・セールスロジスティクスセンター・受注グループという、営業のサポートをする事務業務全般のために立ち上げられた部署に所属しています。
元々受注グループは生産管理部の部署だったんですが、受注業務は営業活動に近い仕事ということで営業本部に入ったんですね。基本的には受注業務だけでなく、在庫を準備することも仕事のうちです。
当社が製造する香料はフレーバー・セイボリー・フレグランスの3つに分けられまして、その受注業務を大阪と東京で手分けしています。東京では2名体制で担当しているんですよ。
受注する製品はお客様ごとの特注品なのでご使用予定をお伺いして、それに合わせた製造を手配して、発注が来たものに対して受注を入力するという流れですね。
私は入社以来長くセイボリーの営業をやっていましたので、セイボリーとフレグランスをメインに受注と在庫管理をしています。製造計画を立てるために、同じ業務を行う生産管理部計画グループとのやり取りが多いんですよ。
月末までの在庫量の目標もあります。製品が期限切れで廃棄してしまうことにならないように、過不足なく今までの出荷状況を見ながら予測する必要があるんです。いつ何キロ作るのかというお客様からの情報がとても重要なんですよ。特にセイボリーは、当社の香料を使用されるお客様側で新商品や季節商品を開発するサイクルが短いので、それにともなって受注量も変動します。これまでのデータや経験と照らし合わせて在庫をコントロールしなければなりません。
もう一つ、返品への対応もありますね。缶がちょっとへこんでいる、外装が汚れている、破れているといったことでも返品はもちろん発生します。返品業務も私たち受注担当の仕事ですね。出荷後も、配送上の問題があった時にはこちらに連絡が来ることが多いんです。
以前は営業をやっていたので、何かトラブルが起きたときに営業の立場だけで見るのと、社内側で見るのとでは得ている情報量が違うなと思います。どちらの気持ちもわかるので、日々勉強にもなっていますね。
03

今後の目標をお聞かせください。

過不足なく正確に対応できた時の達成感の積み重ねこそ、仕事のやりがい。身近な上司や同僚から学びつつ変革の時を乗りこなしていく。
入社以来担当していた営業職を離れて、この4月から今の受注グループの業務に携わるようになりました。まだ少し不慣れな部分も多くてですね。日々勉強しながらやっているんですけど、やっぱり日々受注をどんどんいただくので、かなりスピード感のある部署だと感じています。状況に飲み込まれないように、先にお客様から情報をいただき、それに合わせて予測して製造手配や登録をするようにはしていますね。先手必勝ではないですが、過不足なく対応できたときは、ほっとしますしやりがいも感じます。
今は会社が変革期で、営業本部の中でも新しいことが始まっていて、おそらく5年後にはまた新しい業務が加わっていると思うんです。正直に言うと変化についていくのに精いっぱいの状況ではあるので、社内関連部署とのやり取りに長けている受注グループの上司や同僚から日々学んで、乗り遅れないようにもっと勉強して自分でこなせるようにしていくのが今のところの目標ですね。
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04

育休取得・時短 長年働いての社風・雰囲気・職場についてお聞かせください。

産休育休取得後、2時間の時短勤務を開始。入社当時から関わってきた「営業畑」の精神も大切に、手元の正確さと少し未来を見据える視点を磨き、仕事に邁進する。
私は子育てとの両立のために、2時間の時短勤務をさせてもらっています。勤務時間は9時から15時15分までですね。上の子が6歳になったので、この働き方を始めてもう5年ぐらいになります。おそらく一般的には、子どもが3歳になるまで時短勤務できる企業は多いと思うんですが、塩野香料では、子どもが小学校4年生に上がる年まで(小学校3年生の間まで)は時短勤務ができるんです。せっかくのありがたい制度なので、今3歳の下の子が小学校4年生に上がるまで、あと6年ほど使わせていただこうと考えています。同じ部署の同僚に助けてもらいながら、自分の仕事を効率化していますので仕事を家に持ち帰ることはありません。
東京支店では、私より前に時短勤務制度を利用した方はお一人だけで、その方はお子さんがお一人だったんです。時短勤務制度があったとしても使いにくいのは良くないと思うので、子どもが二人いる私が積極的に制度を使って、後から続く方が使いやすくなるようにという思いもあるんですよね。
今、会社が過渡期を迎えていて、新しいやり方に向かって皆さん切磋琢磨しながら助け合っています。社員の年齢的な若返りもかなり進んでいますので、少し前の雰囲気とは変わってきているんですよね。色々な会社で経験を積んでから転職して来られる方がいて、その方々がもつ知識をいただきながら、会社がより良く発展しています。200年続いている会社ではあるのですが、今もこれからもまだまだ発展し続けていけるんだなと思いますね。
自分を香りに例えるなら、「てりやき」の香り。
自分を香りに例えるなら、「てりやき」の香りです。今、一番自分に接点の多い香りということで考えてみました。日々の仕事はとても忙しいですが、母親として「今日の夜ご飯何にしよう」とか、「子どもは何だったら食べてくれるかな。しかも栄養があるものだったら?」と考えてしまうんです。忙しくても手っ取り早くおいしくできるのは鶏や豚のてりやきなんですよ。簡単に作れて子どもも美味しく食べてくれて、私にとって身近な香りなんですよね。子育ても仕事も続けている私の立場をよく表していると思います。元々セイボリーの営業で「てりやき」の香りを売っていましたし、平仮名の「てりやき」は塩野香料の商標なんですよ。それで、親しみを感じているこの香りを選びました。

ある1日のスケジュール

人を知る

営業
まだ見ぬ香りの種をまき創った香りが最終製品の立役者になるきっかけを作る仕事
営業
営業
海外のお客様向けに「ローカライズドされた香り」を調合 日本らしさが生きる香りを海外へ提案する
グローバル事業
研究開発
人々の生活に役立つ“香りの兆し”を見つける研究分析の仕事
基礎研究
営業
時短勤務で子育てと両立しながらお客様のオーダーの先にある未来を予測する仕事
営業
研究開発
計画通り製造するために社内外と調整しながらあらゆる工夫をする「会社の砦」
購買
生産
入社から約40年「あたりまえ」を支える仕事にチーム一丸で取り組む
生産管理
生産
「経験者集団」の品質保証でこれまでの経験をさらに突き詰める
品質保証
営業
海外出身キャリア採用者が活躍できる場で日々仕事に打ち込む
グローバル事業
営業
塩野香料の起源とつながる事業を世に広めグループ全体に貢献する人材を目指して
FCセールス
研究開発
お客様のイメージを具体的な香りに 新しい香りを創り続ける「調香師」の仕事
創香
研究開発
キャリア採用者としての知識と経験を生かし「多角的な目線と異業種出身のアイデア」を仕事に投じる
事業企画
コーポレート
若い社員の意見に寛容な風土で「人事総務のプロフェッショナル」を目指す
人事総務
コーポレート
システム開発・導入・活用支援の経験を活かし全社員に便利を届ける仕事
経営管理
生産
「香りづくり一筋 新卒入社から20年 この仕事の面白さに惹かれ続けて今がある」
製造