S.L ｜塩野香料株式会社 - SHIONO KORYO KAISHA, LTD.

営業

海外出身キャリア採用者が活躍できる場で日々仕事に打ち込む

S.L

【大阪本社】　グローバル事業統括

入社・志望動機を教えてください。

日本国内の商品やサービスを中国の市場向けに販売促進する仕事を経験後、塩野香料のグローバル化の担い手に。

私は大学で日本語を学ぶために、中国から日本へ留学しました。2014年の大学卒業後に日本で就職し、出産育児を経て2020年に塩野香料に入社したばかりです。
現在私が所属する部署で働いていた友人が退職することになり、面接のお誘いをいただいたんです。当時は香料業界について詳しくありませんでしたが、業務内容が日本と海外をつなぐものであり、日本語、中国語のどちらも使う仕事に私の経験とスキルを活かせるのではないかと思い選考を受けたことがきっかけです。

今の仕事の内容を教えてください。

塩野香料の国内と海外の各拠点をつなぐハブとしての役割。双方が気持ちよく働けるよう調整する仕事。

今担当している仕事は大きく分けて2つあります。1つ目は、海外の各拠点の営業活動を支援する業務です。海外のお客様のニーズを読み取り、日本の開発担当に情報を伝え、求められる品質の商品開発をするための「懸け橋」のような仕事ですね。
2つ目は、海外や日本のトレンドを踏まえて分析した香料業界に役立つ情報を、国内外のお客様に発信して自社の製品を提案する仕事ですね。海外拠点に出張して現地のトレンドを吸収し、お客様が近い将来どのようなものをお求めになるかについて情報収集をするんです。日本に戻ってから開発チームと相談し、次年度の提案商品の方向性を決めます。会社から、海外市場についてお客様へ定期的にレポートを公開していますが、その一部を私が担当しています。

今の仕事のやりがいは何ですか。

海外市場から求められる高品質でスピード感のある商品計画。期待に応えて伴走することの難しさとやりがいの両方を感じて。

国内と海外をつなぐ仕事をしていると、双方の仕事のスピードも進め方も違うと感じる機会も少なくないんです。国内外の立場を言語や背景を含めて理解しながら、品質・コスト・納期すべてにおいて理想の水準を満たすために交渉をすることは難しいですが、できるだけ良い結果になるように進めていくのがこの仕事の醍醐味ですね。とても面白い仕事だと思っています。

塩野香料の福利厚生についてお聞かせください。

家庭を持つ女性社員として、塩野香料の福利厚生の充実が働きやすさに直結。

私は現在3歳の子どもの母親です。もし子どもが熱を出した時には、私が病院に連れて行かなくてはなりません。そうした時も休暇を取りやすくて助かっています。周りの女性社員も時短勤務や産休育休を利用し、子育てしながら無理なく働いている方がいますので、女性にとっても働きやすい会社ですね。

外国籍入社者視点・キャリア採用者視点で思うことをお聞かせください。

外国籍入社者、キャリア採用者の目から見る「今」と「これから」の塩野香料。

今、会社は大きな変化の途中にあることを実感しています。IT環境の改善をはじめ、中途社員を積極的に採用したり、外部の方のスキルも借りるなどしてグローバル企業としてさらに進化することを見据えているんです。語学や異文化を理解できる強みを活かして働ける企業として大変魅力的な会社だと感じていて、これから入社される方を含めて、働く仲間と良い化学反応を起こしていけたらと思います。

自分を香りに例えると……「シナモン」の香り。

私を香りで例えるならば「シナモン」の香りですね。なぜかというと、1つ目の理由は素朴で個性的な味のシナモンロールが大好きだからです。
もう一つの理由は、ほんのりした甘さの中にスパイシーな刺激が感じられるので、私の性格を表しているように感じるからですね。私は中国人ですので、文化、言葉、考え方、行動の仕方も日本の方とは違いがあります。時にはそれが刺激のように感じられて、好みが分かれるかも知れません。ですが仕事中は「甘さ」の部分も出していくことで、チームで一緒に仕事を頑張っていきたいという姿勢を示しています。