標準作業手順書の整備
開発者が考案したレシピを製造現場で誰もが迷わず再現し、常に一定の品質で製品をつくれるよう、工程の分解や温度・時間といった条件を明確に設定しています。さらに、これらの条件を製造現場の担当者と協働しながら確認・調整し、必要な操作手順や安全対策も丁寧に盛り込むことで、塩野独自の標準作業手順書を一つひとつ完成させています。現在は標準作業手順書のデジタル化も積極的に進め、塩野グループ全体で製造品質の向上に取り組んでいます。
香料づくりの裏側で、価値が続く仕組みをつくる。
私の役割は、開発と生産をつなぐ橋渡し役です。品質・コスト・納期のバランスを高め、人・設備・原料・方法といった要素を最適化することで、利益を生み出すことを目指しています。最高の香料を「安く・早く」生産できる仕組みをつくることが、私の使命であり、やりがいです。例えば、常に一定の品質をお客様に届けるために製造メンバーと標準作業書を作成したり、大小さまざまな製品を効率よく生産するために新しい技術やデジタル化にも挑戦しています。また、伝統ある技術や製法を継承しつつ、変化の激しい市場に対応するため、既存のやり方をアップデートすることにも取り組んでいます。
開発者が考案したレシピを製造現場で誰もが迷わず再現し、常に一定の品質で製品をつくれるよう、工程の分解や温度・時間といった条件を明確に設定しています。さらに、これらの条件を製造現場の担当者と協働しながら確認・調整し、必要な操作手順や安全対策も丁寧に盛り込むことで、塩野独自の標準作業手順書を一つひとつ完成させています。現在は標準作業手順書のデジタル化も積極的に進め、塩野グループ全体で製造品質の向上に取り組んでいます。
香料の製造には多くの工程がありますが、とりわけ分離・ろ過といった工程は、製品の見た目だけでなく香りや味にも大きな影響を与えるため、非常に重要です。新しい製品を立ち上げる際には、開発者や生産技術の仲間と密に連携し、これまでの経験と新しい視点を組み合わせながら検討を進めています。そのうえで、狙った品質を確実に保ちつつ、効率よく生産できる最適な方法を導き出しています。
外部環境が大きく変化するなか、これまで培ってきた技術や工程設計を基盤にしつつ、ものづくりの質をさらに高める取り組みを進めています。例えば、より良いろ過を行うための材料や方法を検証したり、他業種で培われた技術や知見を積極的に取り入れたりすることで、効率的で安定した生産プロセスの構築を図っています。また、自動化やデジタル技術を活用した取り組みにも力を入れ、品質を維持・向上しながら、無駄の少ない生産体制の実現を目指しています。
現在は、これまで自分たちが築き上げてきた技術や知見を次の世代に確実に引き継ぐ仕組みづくりに力を入れています。属人的な部分や長い間アップデートされずに残ってきた技術・仕組みを、当時の開発者の設計意図が分からず悩む場面もある中で、生産技術の仲間や開発・製造メンバーと連携しながら一つひとつ改善を進め、お客様へより品質の高い香料を「安く・早く」提供できる体制づくりに挑戦し続けています。
今後は、製造や生産技術の業務を通じて培ってきた経験を活かし、再現性が高く安定した品質を実現できる生産体制を整えていきたいと考えています。香料づくりの現場では属人化しがちな技術や判断が多いため、それらを整理し、次の世代が迷わず活用できる形に落とし込むことが重要だと感じています。こうした積み重ねによって、香料づくりの質を高め、会社としてのものづくりの強さにつなげていきたいです。
本記事の内容は、2026年2月当時の情報です。