エキスの新製品開発
エキス製品の新製品開発全般を担当しています。塩野香料のエキスは、香料分野で培ってきた抽出技術を活かし、農産物からおいしさや香りを引き出した食品素材です。素材の選定や抽出方法を検討しながら、お客様からの依頼による開発と、ニーズを想定した自主開発の両方に取り組んでいます。原料の産地や加工方法などの情報を整理し、おいしさ・価格・訴求点・安定供給のバランスを考慮しながら、最適な製品設計を行っています。
香りと素材の可能性を、次の価値へつなげる。
香りと素材の可能性を、次の価値へつなげる。農産物から「おいしさ」を引き出したエキス製品や、調香に使用されるフレーバーリスト向け素材の開発を担当しています。既存技術や新技術を組み合わせ、これまでにない新製品を生み出すことが私の役割です。社内では、原料調達段階で調達グループと連携し、試作品評価では営業・アプリケーター・フレーバーリストと協働します。規格面では品質保証部と連携し、製品開発を進めています。製品採用後は、製造部や生産技術グループと連携して量産化に向けた検討も行います。エキス分野ではお客様のニーズに応える素材を、調香素材分野では社内フレーバーリストの課題解決に貢献することが私の仕事です。
エキス製品の新製品開発全般を担当しています。塩野香料のエキスは、香料分野で培ってきた抽出技術を活かし、農産物からおいしさや香りを引き出した食品素材です。素材の選定や抽出方法を検討しながら、お客様からの依頼による開発と、ニーズを想定した自主開発の両方に取り組んでいます。原料の産地や加工方法などの情報を整理し、おいしさ・価格・訴求点・安定供給のバランスを考慮しながら、最適な製品設計を行っています。
主に柑橘類向けの素材を担当しています。柑橘類の香料は飲料分野で多く使用されますが、その香りは果皮に含まれる精油由来の成分が中心です。そのため、水を主体とする飲料で使いやすくする工夫が重要です。蒸留や抽出といった技術を活用しながら、フレーバーリストのニーズに応える素材の開発に取り組んでいます。
エキスの抽出原料となる農産物の一次加工品の開発も担当しています。市販の加工品では、塩野香料が目指す品質に達しない場合があります。そのため、加工前の原料探索や一次加工工程の検討にも取り組んでいます。原料供給元となる農家や海外サプライヤー、加工を担う協力企業と意見交換を行いながら、社内外と連携し、原料段階からより高品質な製品開発を進めています。
コンセプトを中心としたエキスの横展開を検討してきましたが、改めて品質に立ち戻り、より高品質なエキスの開発に取り組んでいます。上司や先輩方が築いてきた既存のエキス製品と向き合い、その品質を超えることに挑戦しています。エキスは香料と比べ、構成要素が少なく、原料の品質や加工方法の影響を大きく受けます。そのため、現在は抽出原料の選定や加工方法など上流工程から見直し、抽出方法にも工夫を加えながら、既存製品を上回るエキスの開発に挑戦しています。
エキスの検討を進める中で、その可能性とともに、対応できる範囲の限界も感じています。飲料以外の用途も検討していますが、例えば調味料のように、味や香りの主張が強い分野では、エキスの効果を発揮しにくいことが明らかになってきました。一方で、エキスの品質向上に取り組む中で、抽出元となる原料や加工方法の選択肢は広がってきています。こうした経験から、エキスという形態にこだわらず、より適した形で価値を提供する視点も重要だと考えています。農産物の一次加工分野は競合も多い領域ですが、これまで培ってきた香料メーカーとしての知見を生かし、独自性のある農産物加工素材の開発にも挑戦していきたいと考えています。